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2025.08.26

太陽光発電システムが「発電していない」と思ったら疑うべき原因とは?

設置した太陽光発電システムが「まったく発電していない」あるいは「以前より発電量が明らかに減った」と感じた時、まず何から手を付けるべきか戸惑う方も多いのではないでしょうか?そんなときは、あわてて設置してくれた業者に連絡する前にまずいくつかの基本的なポイントを落ち着いて確認してみることが大切です。 本記事では、太陽光発電システムが「発電していない」と思ったら真っ先に疑うべき原因についてお伝えしていきます。

 

「発電していない」と思った時に考えられる主な原因5つ

太陽光発電システムが発電しない、または著しく発電量が低下している場合に考えられる主な原因には、次のようなものがあります。

 

1.天候・季節による自然な発電量の変動

太陽光発電は日射量に大きく左右されるため、曇天・雨天・雪などの日が続けば当然ながら発電量は大きく低下します。また、冬季は日照時間が短く太陽の角度も低いため、夏と比べると発電量が減るのが一般的です。つまりシステムの異常ではなく、自然な変動として受け止めるべきケースもあると知っておきましょう。

 

2.パネルの汚れや遮蔽物の影響

太陽光パネルの表面が汚れていたり影がかかったりすると、発電効率は著しく低下してしまいます。特に鳥のフンや黄砂、落ち葉などは小さな面積でも影響は大きく、1枚のパネルが部分的に影になるだけで直列接続された他パネルにも悪影響を及ぼします。 また、設置当初は問題なかった隣家の樹木や新築建物による影が、数年後に影響を及ぼすようになるケースもあります。

 

3.配線・接続部・ブレーカーのトラブル

太陽光発電システムは、パネルからパワーコンディショナー、キュービクルへと電気を流すため、多くの配線と接続ポイントを持つもの。これらのどこかに緩みや腐食、断線があると、電気の流れが遮断され発電が停止する場合があります。 また、落雷や過電流が原因となり、ブレーカーが落ちてしまっているケースも少なからずあります。そのため、定期的にブレーカーの状態や結線のチェックを行うことがトラブル予防につながります。

 

4.太陽光パネルの劣化・破損

太陽光パネルは比較的耐久性が高く、一般的には20~30年の寿命があると言われていますが、長年の風雨や紫外線にさらされることで少しずつ出力は低下していきます。 また、強風で飛来物が当たったり雹が降ったりし、ガラス表面がひび割れることも想定しなければなりません。こうした物理的なダメージや経年劣化が蓄積すると、発電性能の低下や完全な停止を引き起こすことが想定されます。

 

5.モニター・通信機器の誤作動や表示エラー

意外に多いのが、「発電していない」と思い込んでいたら、実は発電量の表示がおかしくなっていた(誤作動)というケースもあります。発電モニターの故障や通信エラーで、実際の発電量が正しく表示されないことはそれほど少なくありません。特にインターネット経由でデータを送っているシステムの場合、Wi-Fiの不調やファームウェアの不具合が影響することもあります。よって、表示上の異常か発電自体が止まっているのかをまずは見極めることが大事です。

 

太陽光発電システムのトラブルを回避する方法

太陽光発電システム導入後のトラブルを回避するためには、設置前から設置後の運用までを通じて、いくつかのポイントを意識することが必要です。

最も重要なのが「信頼できる施工業者を選ぶ」こと。どれだけ高性能なパネルを選んだとしても、施工がずさんであれば、配線ミスや水漏れ、発電効率の低下といったトラブルが後々起こる可能性は当然高くなります。よって、実績が豊富にあり、アフターサポートも整っている業者を選ぶことで、未然に多くの問題を防ぐことができます。

また、設置後の「定期的な点検とメンテナンス」は欠かせません。太陽光パネルそのものはメンテナンスフリーと思われがちですが、落ち葉や鳥のフン、砂ぼこりなどが長期間放置されると発電効率に大きな影響が出ます。機器類も年月とともに劣化するため、定期的に専門業者に点検を依頼し、異常がないか確認するようにしましょう。

加えて「設置環境」にも十分な配慮や注意が必要です。パネル周囲に将来的に大きく成長する可能性のある樹木がないか、ビルやマンションが建つ予定はないだろうか、設置方向は適切かどうかなど、適切なパネル設置を施しましょう。

以上のように、施工・運用・環境のすべての段階で適切に管理することが、太陽光発電トラブルを回避し長期的に安定した発電を維持するための鍵となります。

 

太陽光発電システム導入→メンテナンスのプロ集団「コクホーシステム」へご相談ください

私たちコクホーシステムは、再生可能エネルギーの可能性を最大限に活かし、太陽光発電を通じて脱炭素社会の実現に貢献することを使命としている会社です。湘南・藤沢に本拠を置く環境事業部を中心に、北海道から沖縄まで全国のお客様に向けて幅広いサービスを展開。太陽光発電システムはもちろん、蓄電池やV2H(Vehicle to Home)といった次世代エネルギー技術も取り入れ、販売から設計、施工、アフターメンテナンスに至るまで、ワンストップで対応しています。

全国各地の多様なニーズに柔軟に対応できる体制を整えており、パネル導入時の不安や運用・保証に関する相談にも、経験豊富なスタッフが丁寧にお応えします。

「できるだけ早く導入したい」、また「今すぐではないが検討したい」など、どのような段階でもお気軽にご相談ください。当社の環境事業部(0466-30-2688)では、太陽光発電のプロフェッショナルがお客様一人ひとりに最適なプランをご提案し、安心して導入いただけるようしっかりサポートいたします。ぜひ、お気軽にお電話やメールください。