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2026.08.22
太陽光発電の不具合を見抜くチェックポイント
企業が太陽光発電設備を導入する目的は、電気料金の削減やCO2排出量の削減などさまざまです。しかし、設備を導入しただけで、長期間にわたって安定した発電が続くとは限りません。 通常、太陽光発電設備は屋外に設置されるため、雨や風、紫外線、積雪、落雷などの影響を受け続けます。さらに、パネルやケーブル、パワーコンディショナーなどの経年劣化によって、少しずつ性能が低下するケースもあります。
実際、太陽光設備は突然完全に停止するだけではなく徐々に異常が進行し、気付いた時には発電量が大きく低下していることもあります。特に自家消費型太陽光発電を導入している企業の場合、発電量の低下は購入電力量の増加につながり、当初想定していた電気料金削減効果を十分に得られなくなる可能性があるため、注意しなければなりません。
今回は、企業が太陽光発電設備を安定して運用するために確認しておきたいチェックポイントについて解説します。
1.発電量に大きな変化がないか確認する
まず確認したいのが「発電量」。「前年の同じ月と比べて発電量が少ない」「ある日から急に発電量が下がった」「特定の時間帯だけ発電量が低い」といった変化があれば、設備に何らかの異常が発生している可能性があります。
しかし、発電量が低下したからといって必ずしも太陽光パネルそのものが故障しているとは限りません。パネルの汚れや影だけでなく、ストリングの不具合、接続不良、PCSの異常、パネルの劣化などさまざまな原因が考えられます。そのため、日々の発電量を記録し、過去のデータと比較できる状態にしておくことが重要です。
遠隔監視システムを活用して異常な数値を把握することも、不具合の早期発見につながります。
2.パネルや架台に異常がないか確認する
次に確認したいのが「太陽光パネルや架台などの外観」です。パネルについては、ガラスのひび割れや変色、焦げたような跡、鳥のフンや落ち葉などの付着がないかを確認。汚れや影によって一部のセルに負担がかかると、局所的に温度が高くなる「ホットスポット」が発生する場合があるのできちんとチェックしましょう。
また、架台や固定部分についても、ボルトの緩み、腐食、変形などがないか確認する必要があります。特に台風や強風、積雪などの後には、パネルのずれや架台の変形が発生していないか調べておきたいところ。さらに工場や倉庫の屋根に設置している場合、パネルだけでなく、固定金具やケーブル支持、屋根の防水部分なども確認の対象となります。
3.ケーブルやPCSの異常にも注意する
太陽光発電設備の不具合は、パネル以外の場所で発生することもあります。たとえばケーブルは長期間紫外線や雨風にさらされることで被覆が劣化する可能性がありますし、動物による損傷や、固定部分が外れてケーブルが垂れ下がるケースなどもあります。
接続箱・集電箱では、端子の緩みや浸水、焦げ跡なども注意したいポイントです。 さらに重要なのがPCS(パワーコンディショナーシステム)。太陽光パネルで発電した直流電力を企業内で使用できる交流電力へ変換する設備で、発電システムの中でも重要な役割を担っていますが、「エラー表示が出ている」「異音がする」「異常に熱くなっている」「停止や再起動を繰り返している」といった場合は不具合が発生している可能性があります。PCSの出力低下や異常停止は発電量へ直接影響するため、早めの対応が必要です。
「見た目に異常がない」から安心とは限らない
太陽光発電設備の点検で注意したいのは、すべての異常を目視で確認できるわけではないということ。パネルの割れや汚れは目視確認できますが、ホットスポットや接続部の異常発熱、ストリング単位の出力低下など、外観だけでは判断できないことも当然あります。
こうした場合には、赤外線カメラを使用するIR診断や、電流・電圧の特性を確認するIVカーブ診断など、専門的な測定が必要になります。 そのため、「見たところ問題がなさそうだから大丈夫」と判断するのではなく、発電データと定期点検を組み合わせて設備の状態を把握することが重要です。
異常を発見した場合には、むやみにパネルやケーブルへ触れず、異常箇所の写真、発見日時、発電量の変化、PCSの警報履歴などを記録し、専門会社へ相談することをおすすめします。
太陽光発電は「設置して終わり」ではなく継続的な管理が重要
太陽光発電は長期間使用する設備だからこそ、導入後の管理が重要になります。発電量の変化、パネルの割れや汚れ、配線の劣化、PCSの異常、架台の腐食、周囲の樹木や雑草による影など、小さな変化を定期的に確認することで、大きな故障や長期間の発電停止を防ぎやすくなります。実際に、定期確認や発電量チェック、点検を継続することが異常の早期発見につながるケースもあります。
企業にとって、太陽光発電は長期的な設備投資。想定した投資効果を得るためにも、「故障してから修理する」のではなく、不具合の兆候を早期に発見する予防保全という考え方が必要です。
太陽光発電設備の点検・メンテナンスはコクホーシステムへご相談ください
太陽光発電設備を長期間安定して使用するためには、設備の状態を継続的に確認し、不具合の兆候を早期に発見することが重要です。
株式会社コクホーシステムは、湘南・藤沢を拠点に北海道から沖縄まで全国対応で再生可能エネルギー事業を展開しています。自家消費型太陽光発電をはじめ、蓄電池やV2Hなど幅広い設備に対応し、設計・施工から導入後の保守・メンテナンスまでワンストップでサポートしています。
「最近、発電量が下がっている気がする」「設備を導入してから十分な点検をしていない」「長期間安心して設備を使用するためにメンテナンス体制を見直したい」といった企業様も、ぜひ株式会社コクホーシステムまでお気軽にご相談ください。
環境事業部:0466-30-2688
