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2021.12.06

太陽光発電の最大のメリットは何か?

太陽光発電の最大のメリットは何か?

私の主観ではあるが、太陽光発電の最大のメリットは安全安心安価だと思う。安全安心安価になったから普及してきたし身近にもなったと思う。町中を歩いても、車で走っていても新幹線や飛行機の窓の外を眺めても既に日本は家庭用も産業用も含め太陽光発電所だらけだ。

逆にもし、貴方が戸建てに住んでいて、原子力発電所が屋根の上にあったら、どう思うだろうか?地震が来る度にメルトダウンに怯えることになり、近所からの苦情も殺到することだろう。再エネでも風力やバイオマスが近所にあったら騒音や悪臭の問題が発生する。安全安心安価を考慮すると電力需要が多い大都市よりも人口が少ない郊外に設置される発電所がほとんどである。

そして太陽光発電以外のあらゆる発電所は場所を選ぶ。火力、バイオマスであれば燃料搬入が容易な港など、水力は山岳地帯のダム池に限定され、風力、地熱は風況が良い沿岸や温泉が多い火山地帯など、更に適地が限定される。だから過去10年間でも太陽光以外の再エネ普及は伸び悩んでいるのが実情である。

しかし太陽光発電は安心安全安価だから場所も選ばない。日当たりが良ければ何処でも発電できる。日照時間ワースト1位の秋田県でも、降雪量の多い北陸、東北、北海道でも太陽光発電は活躍している。

そして何より電力需要がある建物屋根に太陽光発電を設置して発電したクリーン電力を直接自家消費する事がカーボンニュートラル実現に最も効果的である。何故なら皆さんが消費されている電力の約75%は、遠く離れた火力発電所から送電線で送られています。しかし需要場所に届く電力は作られた電力の4割程度、6割は排熱・送電ロスがあり廃棄されてしまいます。

エネルギーのロスを抑えるには、電気を使う場所で電気を作るエネルギーの地産地消です。安全安心でなければ、人々の活動や生活をする建物を発電所にする事は出来ない。更なる普及を促すには、太陽光+蓄電池の安全安心安価がカーボンニュートラル実現に向けて不可欠になるだろう。