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2021.12.13

牛が地球温暖化を加速させる。

欧州では企業も個人も環境意識が非常に高い。
特に温暖化の影響を一番受けやすい若者が積極的に行動し政治を動かし、国を動かし始めている。

ヨーロッパ人の意識としても、交通機関はCo2排出量が多い飛行機よりもCo2排出量の少ない電車が好まれる。

教育分野だとイタリアの小学校では、国語算数理科社会の他、気候変動の授業があり、フランスの給食では週に一度、ヴィーガンの日がある。

これは食肉のサプライ&バリューチェーン全体で肉1㎏生産あたり10~30㎏/Co2の排出量があるため近い将来、次の世代では食肉自体そのものがなくなる可能性を示唆しているのかもしれない。

そして日本のスーパーでも大豆ミートを良く見かけるようになった気もする。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/45380

 

今、世界的に地球温暖化のために牛肉、乳製品を控える運動も広がっている。

なぜなら牛のゲップにはCO2よりも25倍以上の温室効果があるメタンガスが含まれる。

更に牛の排泄物には一酸化二窒素が含まておりCO2よりも何と300倍もの温室効果がある。

カーボンニュートラル実現のためにも、牛肉産業を守るためにも脱炭素牛をめぐる様々な研究開発と取組が行われている。

一つはメタン発生量を抑える牛の品種改良、二つ目は海藻の一種を牛のエサに混ぜることにより、胃の中で発生するメタンを9割抑える方法だ。

通常の牛よりも多少コストはかかるかもしれないが、脱炭素牛ブランドもカーボンゼロ時代の新たな価値観として人々に受け入れられる事を期待したい。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210524/k10013048061000.html